今回、SIMフリー版iPhone 6を購入し、MVNOの筆頭であるIIJmioのSIMカードでの電話運用をすることにしました。
毎月の運用費が格安になり、手放す時の買い取り価格も高めだし、海外でも使いやすくなるとのSIMフリー版。
しかしIIJへの乗り換えは、思っていたよりも一苦労でした。
MVNOの会社を利用を考えておられる皆さんには、ぜひメリットデメリットを知っておいていただけたらと思ってその顛末をまとめます。
後編:iPhoneをMVNOで使いたい人に知っていてほしい、3つのこと
公式サイトからSIMカードを購入
MNP転出月の11月に入り、IIJのウェブサイトから音声通話機能月SIMの申し込みをしました。
申し込み方法などは多くのブログに紹介されているので省略。
火曜日夜に手続きをすると水曜日正午前には使用不可となり、二日後にSIMカードが届きました。
ガイダンスの通りSIMカードを入れ、IIJの構成プロファイルをインストールすると、すんなりとつながりました。
段階的な移行としたため、トラブルあっても最小限にできるかと思いきや・・・
急に使えなくなった
IIJmioで使用し始めて7日後の夕刻、気づくと「docomo」の通信業者表示が消え「圏外」となっていました。
やはりこの場所は電波が弱いのかな・・と勘ぐって場所を変えたり、再起動したり、あげくには初期化するもかわらず。
お手上げのため翌日にサポートにヘルプを求めることにしました。
まずはIIJに電話、そしてappleに電話、その後appleサービスプロバイダ
まずはIIJの契約者専用のコールセンターに電話をしました。
IIJでは、通信に支障があるかどうかはiPhoneの「設定」>「キャリア」に「NTT DOCOMO」が表示されているかによって判断するそうです。
今回きちんと表示はされているが「圏外」で通信通話できないとなると、iPhone端末自体の不良の可能性があるといわれ、今度はappleへと回されました。
iPhoneの問題ではなかった
Appleに電話しIIJの回答、そして既に行ったことを伝えると、すぐに機器無償交換を提案してくれました。
郵送だと日数がかかるため、沖縄の北谷町にあるサービスプロバイダを翌日訪問することに。
後述しますが、Appleサービスプロバイダは月曜日の小児科のような混み具合です・・・覚悟がいります。
時間を作って訪問し見てもらうと、なんと検証用SIMカードではdocomoはじめ3つのキャリアすべて通信通話ができることが判明。
iPhoneのハード・ソフトのトラブルではなかったのです。
であるならばIIJの何かの設定やSIMカードに原因がある可能性が高くなるため、またIIJのコールセンターに電話をすることに。
このときのIIJの担当者はアカン人だった
状況やこれまでの顛末を聞いた上で担当者が説明してくれたことは、SIMフリー端末を持っている人を近くで探して、わたしのIIJのSIMカードを挿入させてもらい使えるか検証してくれ、という方法。
それで使えるようであればやはりiPhoneが異常、使えないようであればSIMカードが異常の可能性あるけど、「設定」にDOCOMOの表示がある以上問題ないはずなので、SIMカードを交替してもらうしかない、そしてSIM再発行は有償で一週間かかりますという案内でした。
Appleの検証もIIJのSIMでしたわけでもないため機器が原因の可能性もゼロではないし、現段階IIJとしてできることはほとんどない、あくまで自己解決を、という対応でした。
ドライな融通きかなさそうな回答で、近年経験した中では珍しいほどサポート力。
沖縄のこの界隈ではまだSIMフリー運用者なんていないしらちがあかないので、SIM再発行手続きとしました。
これで復旧しなかったら、もうキャリア乗り換えくらいしか残ってません。
SIMカードを有償で交換し、見事復旧!
まつこと一週間、はじめと同じように郵送でSIMカードが届きました。
恐る恐るSIMを差し込んでみると、見事、何事もなかったかのように「docomo」の表示が出現し、無事現役に復活しました。
ここまで約10日間。実にストレスフルな日々でした。
すべてのMVNOチャレンジャーが通る道ではないかと思いますが、一般的でないストリームに乗ろうとするとどうしても経験してしまう人柱の洗礼、久々に経験しました。
今回のことからわかったこと、次のエントリーでまとめてみたいと思います。