バグの影響で延期されていた、Apple WatchのOS 2へのアップデートが突如登場。
ダウンロードするファイルボリュームは500MB強、いちどiPhoneにダウンロードしたものをさらにApple Watchにシンクロ、という工程のせいか、何度も中断があり大変時間がかかりました。
「OS 2でどんな機能が登場するか」は何ヶ月も前からアナウンスされてきているので、ここでは一ユーザーとしてのインプレッションをハイライトしてみたいと思います。
購入当時のインプレッションはこちらから。
写真が動く!というだけなのになぜか感動する
種類の増えたWatchフェイスのひとつが、目玉の「タイムラプス」フェイス。マック湖、ニューヨーク、香港、ロンドン、パリ、そして上海の美しい写真がコマ早送りアニメのようにして表示されます。
ただ単に早送りするんでなくて、動きが止まるほんの一刹那に向けて、絶妙にスピードにブレーキがかかる。この動きが美しい。
時計だけにただ写真が映るよというだけでは能がない、ほんの二秒の間に移りゆくシーンを早送りさせることで時間の流れを感じさせ、「時」を意識させる哲学には脱帽です。
時間に合わせて、その時刻の街の様子に変わっていく
太陽が昇った正午ごろに見ると、まだ暑さを感じられるような青空に伸びるエッフェル塔が映るパリ。そして夜になると、ライトアップされたエッフェル塔のタイムラプス写真へ変わります。
いままでも世界時刻を示す時計はたくさんありました。そしてその時刻の様子を見てみたいと思えば、ネットを開けば見つかったかもしれない。
しかしふと腕時計を見下ろした時、瞬時に世界旅行ができる、これもApple Watchの魅力となりました。
レスポンスが向上し、キビキビしてきた感あり
その他、大きな変化は少ないのですが、全体的な反応がブラッシュアップされているのが体感的にわかりました。おそらく、iPhoneを使っている人であれば、だいぶ馴染みやすいデバイス担ってきたのではないかと思います。
もちろん母体のiPhoneと通信する必要のある時はまだ待機がいりますが、その時間も短くなっているように感じます。
アイコンやボタンが大きくなった
丸いApple Watchのアイコンが大きくなり、よりボタンらしくなりました。うん、これでだいぶ押しやすい、そういえます。
以前は、アイコン一覧を出した後も、目的のアプリをクリックするのに、一度狙いを定める必要がありました。
しかし改善され、分かりやすくそして押しやすくなったと感じます。
グラデーションが少なくなり、視認性が上がった
コントラストが大きくなり、もっとはっきりしてきました。以前はボタンもグラデーションがなんとなくかかっていたのですが、少なくなっています。
これも、操作性や視認性の向上になっています。うん、これで使いやすくなってきました。
Wifiにネイティブに接続してる?
これはまだ調査中で、またメリットのひとつではないのですが、OS 2からはApple Watch単体でWifiに接続し通信するようになる、と言われていました。
しかしいまのところ、どこをいじれば無線接続ができるのか、わかりません。
iPhoneから離れると、やっぱり「機器なし」状態になります。アプリによって変わるのか、ちょっと情報を集めたいと思います。
はじめに「人柱」としてApple Watchを買った時点で、アーリーアダプターゆえに耐えなければならないガマンはあったとはいえ、「使いやすさ」がどれだけ大事かがよくわかりました。
iPhoneを見なくなる、ということはなかったのですが、新しい生活の一面が加わったのは確かだと思います。
いままでもけっこう折に触れて、Watchフェイスを変えてみていたのですが、その度に新しい楽しみ方があります。
ケータイやPCでも、「スキン」の変更、装飾を好みで変えられるという機能があったりしますが、それらとは似て非なるものです。
時間、一日の楽しみ方が変わります。
OS 2になったことでだいぶ付き合いやすくなったので、特性を生かしたアプリの登場が楽しみです。