ウェブサイトの主な役回りは、プロモーションだといえます。ですので、サイト制作の際はマーケティングをまず意識するようにしています。
今回は、その点でいくつか心掛けてる点をご紹介いたします。
3C分析はやはり大事
3C分析とは、マーケティングにおいて、顧客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)の3つの要素を分析することで自社の現状を把握することができて、市場において勝利戦略を立てる際に役だつフレームワークのことです。
マーケティングはよく恋愛に例えられますが、気になる方に振り向いてもらうためには、巷で言われる恋愛攻略の知識だけではうまくいきませんよね。
その方は、おしゃれなお店より大衆系が好みらしい、最近仕事でちょっと失敗して落ち込んでいるらしい、友達だったAさんと良い感じらしい。など、その方の好みや状況をよく理解してベストなアプローチをする必要があります。
マーケティングでも同じで、3Cをよく調査した上でエンドユーザーに必要なアピール方法を決めることができます。
ロイヤルカスタマーにヒアリングしてみる
クライアントの強みがなにかを理解するには、そのクライアントを選んだお客さんに聞いてみると良い時があります。
ロイヤルカスタマーとは、クライアントが「一番良いお客さんだな」と思った方のことです。
そのロイヤルカスタマーにヒアリングして、なぜここを選んだのかを教えていただきます。そうすると、クライアントの強みを引き出すことができます。
クライアント自身も自分の強みに気づいていなかったり、理解していない可能性もあるため、クライアントのお客さんに教えてもらう方がドンピシャな答えが出てきます。ネットで検索しても出てこない、ここでしか知り得ない貴重な実際の声は唯一無二のものです。
「なぜ」で深掘ってターニングポイントを探すことができます。
ストーリー(事実)ベースで話してもらうことが重要です。
すぐに予約しようと思ったか?
迷ったなら理由は?
比較検討はしたか?
すぐに契約しようと思ったか?
サービスを受けてみて何が変わったか?
など、なぜここに決めたのか一番の理由を聞き出せるまで深掘ります。
実際の生の声やニーズを把握する
「サジェストキーワード」を使って調査すると、市場にどんな悩みが多いのか、どんなニーズがあるのかを知ることができます。実際の生の声やニーズを把握することができます。
同じ目的でYahoo知恵袋も活用できます。こちらは、市場にどんな悩みが多いのか、どんなニーズがあるのかをみることができるうえに、ベストアンサーからどんな解決策があるのかを知ることができます。
市場のニーズとクライアントの強みが合うところを探し、サイトの方針やコンテンツ制作に活用します。
このニーズと強みが合っていないと、そもそもビジネスとして成長するのは難しいかもしれず、良いサイト反響のあるサイトに育てることはできないともいえます。
戦略仮説が正しかったか検証する
googleアナリティクスでサイトへ訪問したユーザーの行動を分析し、立てた戦略仮説が正しかったかを検証します。
「ファネルデータ探索レポート」でコンバージョンまでの主要導線を把握することができます。こちらが意図した流れで動いてくれているか確認し、もしユーザーを迷わせている感がある場合は、どこが分岐点になっているかチェックし、改善を図ることができます。
まとめ
サイトのデザインを手がける前とその後の作業も、とても重要な役割を持つということになります。
サイトの主な役回りであるプロモーティンをうまく行うために、分析と戦略は欠かせません。そして、作って終わりではなく、検証し改善を図っていくことで、長期的に効果を生み出す有用なサイトになっていきます。
奥が深いですね。また有用な情報をまとめてみたいと思います。