2016年9月14日のアップデートをもってiPhoneはiOS 10が登場し、合わせてAppleWatchのwatchOSも新しくなり、watchOS3となりました。
そして一気に便利になり、これなら大いにみんなに勧められる、という機能を持つようになりました。
Apple Watchを購入した時の記事はこちら:
【レビュー】Apple Watchを持つことの意味を挙げるなら
Watch OS2へのアップデートで、やっとApple Watchを楽しめるようになってきたかも
限定解除。レスポンスが格段に速くなった!
レビュー記事でも7倍の速度向上と言われていた反応速度は本当です。タッチして1,2秒で目的の機能が使えます。
アイコンやボタンを押してからの移行もクイックになったとわかりますが、裏側での処理も早くなっています。
例えばメールを開くのでも、ディスプレイ上の文字盤を押してからくるくると回るローディングサークルを10秒くらいは見つめなければならず、何のためにタップしたのか目的を失うほどでした。手元のiPhoneをそりゃ開く。
AppleWatchにそう言ったアプリが載せられた目的は、iPhoneを開く手間をシンプルにするためであったはずなので、反応速度が遅ければ5万もするただの「通知マシン」でした。
しかしこれで、ようやく実用性に花が開くと感じます。
地図、アクティビティ、今回話題のメッセージといったデフォルト機能は意識的に使ってみようと思える変化で、他のサードパーティアプリのブラッシュアップが楽しみです。
iPhone 3Gを持っていた時、日本語文字入力の切り替えが恐ろしい遅さでしたが、OSバージョンアップでスイスイできるようになったのを思い出します。
より考えられた操作性のメニューやナビゲーション
今回大きく変わった点の一つが、サイドのボタン。以前は押すと連絡先一覧が出てきて、すぐに電話発信ができるという機能でしたが、良く使うアプリを表示するDockに変わりました。
それまでは、画面の下から上にスライドして出てくるグランスからアクセスするか、リューズダイアルを押して小さいアイコンから探すしかありませんでした。
または、文字盤上に表示できるカレンダーや天気などをタップする方法でした。
「あのアプリを使いたいな」と思って左手を持ち上げてから、ボタンをタップし目的のアプリをタップ。
この動線が自然になり、使いやすくなりました。
文字盤からアクセスできるアプリの選択肢も増え、よりパーソナルユースに近いものとなっていると感じます。
もっともよく使いそうなアプリは文字盤に配置して、その次に使いやすい機能はDockにおいて、というセッティングにすればバッチリ。
そして使用頻度が上がると、バッテリーの問題が上がってくる
今までは1日の終わりには50%前後でしたが、ぐりぐり触るようになるとそれだけ電池の消費量も上がるので、今日は就寝前にはもう24%に。
連続使用時間は今後どんどん改善されると思いますが、就寝前に充電、という生活パターンの使い方を前提とするのならしばらくは問題ないかもしれません。
バッテリー問題はiPhoneも同じなので、飛躍的に改善されるタイミングを持って
このwatchOS3に慣れてきたら、まるでiPhoneを操作するかのように、意識せずに機能を使っていける気がします。
やっと、と言いますか、ようやくAppleのデザイナー陣が本来やりたかった世界観が実現しようとしてるのかもしれません。
はじめはここまで整っていなかったので、ファッション性とか、期待値で売るしかなかったのかも。
Apple Watchを注文中の方、そして検討中の方、ぜひ楽しみにしててください!