6月初旬に、大阪のエックスサーバー本社におけるビジネスパートナーミーティングへ参加いたしました。実際のサーバー会社はどんな雰囲気なのか、レポートをお届けします。
エックスサーバーとは
ウェブサイトやメールのやり取りには、ネットに繋がったコンピュータ(そういえば最近コンピュータ、という言葉自体を使わなくなった気がします)である、サーバーが必要です。
そのサーバーをレンタルし運用することが一般的ですが、エックスサーバーは国内でも5本指に入る雄であり、多くの企業や自治体が利用しています。グラフィカでも実際にお客様のウェブサイトの制作や管理に用いています。
サーバー会社、というと無機質なスチールの箱が並んでいたり、ガチガチのセキュリティをしていて近づき難い、のようなイメージがあるかもしれませんが、実際のところそれだけはなく、フロント部分、カスタマーサポートに丁寧に取り組んでおられる様子を伺うことができました。
大阪中心のグランフロントのオフィス
本社は、大阪は梅田のグランフロント大阪タワー内にあります。このビルは大阪駅にそびえたつ構想オフィスタワーで、背筋が伸びるようなブティックやショップの旗艦店、レストランが並ぶだけでなく、人が集まってフレンドリーに過ごせるような街設計になっていることが魅力です。
本社は33階まで登ったフロアにあり、営業の方々が明るく迎えてくださいました。入ることができるのはレセプションエリアだけですが、今を走るIT企業のオフィス、というモダンですてきな印象です。もっともっとサイバーな感じとか、またはギラギラした感じかと思いましたが意外と地に足がついた、マジメです。そういえばでもエックスサーバーって、画面で見る時もこういう感じでした。
今回はエックスサーバーの新機能や新サービスのご紹介、またセキュリティ対策についての講演がありました。実際の現場で目下必要とされている機能や、まだまだ影響のあるGmailのセキュリティガイドライン変更にまつわる説明など、有用なものでした。
WordPressリカバリー機能
トピックの一つとしては、少し前に追加された新機能、「WordPressリカバリー」という機能があります。
https://www.xserver.ne.jp/manual/man_server_wprecovery.php
これは、WordPressを使うブログやWebサイトにおいて、画面が真っ白になる、管理画面にアクセスできない、不正アクセスがあったなどのトラブルがあったとき、原因箇所を検知して自動的に修復するという優れものです。
障害対応を行ってきてその大変さを知っている身としては、こんなに容易に、あまりに簡単になかったことにしてしまっていいのか?それも有償などではなく基本機能として実装してしまって?と眉唾だったのですが、実際のその場にいた中の人に質問することができました。
WordPressは利用サイトが多く、またその分トラブルの事例やパターンが決まってきているため、そのパターンに応じた修復方法を整えることができた、ということです。
実際にはインストールしているディレクトリとか、カスタマイズされていたりとか十人十色の設定があるはずですが、それであっても原因を特定し、サイトに応じて復旧できるということは、ありがたいことです。
まだお世話になった機会はないのですが、基本機能として実装していることは保守運用コストを下げることもできるので、エックスサーバーを使う理由の一つになるかもしれません。
ご挨拶できた営業の方々も実に気さくで、困ったらなんでも直通の携帯にお電話ください、というスタンスでいてくださいました。これまでサポートにお電話した際も意外と柔軟に融通を聴かせてくださったことがあったため、社風として近づきやすい印象を持ちました。
ウェブやネットの事業をしているとリモートで片付くことが大半ではありますが、実際にこうしてあって目で見て話して得るものの価値を感じることのできる訪問でした。