懇意にしていたONIBUS系列のコーヒーショップ「ABOUT LIFE COFFEE」の定期購入プランが終了したことを受けて、代わりになってくれる、日々の魂の渇きを潤してくれるコーヒーを探していました。
そして、都内出張の際は時間を取り分けて寄っていたGLITCH COFFEEがジョインしたコーヒーのオンラインショップを見つけました。
その名も「GOOD COFFEE ONLINE SHOP」。
先月に発注を行い、そして楽しみにしていた定期便が届きました。
定期便サービスって、意外とない
コーヒーの定期便というのは需要があるにはあるとはいえ、やはりスペシャリティコーヒーの分類にて定期便を運用して行くのは難しいところがあるのか、長くサービスを続けられるストアは多くはない印象があります。
古くは365coffee、また上記のABOUT LIFE COFFEEもそうだったのですが、数年前後でサービス終了するパターンがあり、地方に住みつつ最前線のバリスタのセレクトコーヒーを定期的に味わいたいという層の人間の一人としては惜しむ市場でした。
定期便でなければ、それなりにオンラインショップを展開しているところは少なくありません。
けれど、オンラインショップの維持費やプロモーション、送料そして何より優れた豆の仕入れと質を落とさずに…と考えたらある程度の見込み量やスタッフがなければいけないのだろうなあと勝手に想像しています。
安いコーヒー豆ショップはたくさんあるのです。楽天をのぞけば70%OFF!なんてところはたくさんあるのですが、一杯のコーヒーに命が救われるような、その日の悪運が一気に霧散するような、そんなクオリティを持つコーヒー豆を届けてくれるような、コーヒーショップの存在です。
しかし今回は、複数の店舗が寄り添って一つのコーヒーオンラインショップを行うという面白い取り組みで、期待をしています。
面白いのは、月代わりでロースターが変わるというルール
定期便の名称は「ENJOY COFFEE(コーヒーサブスクリプション)」。毎月どんな豆が届けられるのか、そのバラエティが定期便の魅力であったりするのですが、Good Coffeeの場合は「毎月2つのロースターをピックアップして、それぞれ1種類ずつ、合わせて2種類のコーヒー豆を毎月お届け」というものです。
単に豆の種類、というよりもそのカフェまたはロースターの豆のセレクト、そして焙煎方法によってコーヒーの特性は変わるので、とても興味深いと思いました。
毎月2回の締め日と発送日
これは定期便以外の豆の単品購入についてなのですが、注文の都度に発送するのではなく、発送日を決めてしまっています。
多くのカフェやロースターでは、焙煎する日というのが決まっていたりします。
発送日を公に決めてしまっていることで、また定期便と同じ発送とすることで、リソースの割り振りができたり、届く豆のクオリティの意地が可能になるので、有りのアイデアだなあと思いました。
送料込みで2,400円から
だいたい3,000円〜4,000円の価格帯が多い定期購入プラン。
当方沖縄であるため、400gくらいのコーヒーを注文するだけで1,200円くらいの送料かかるケースがあります。
400gプランでも送料・消費税込みで3,900円なので、それを踏まえると悪い金額ではありません。
今回飲んでみたのは、ETHIOPIA HAMBELA ALAKA(washed).
まだ注文可能な豆の種類は多くないのですが、GlitchさんのETHIOPIA WashedとSun driedとあったので、定期購入とは別に購入してみました。
コーヒーの面白いのは、温度によって味が変化すること。
このエチオピアは、温度が高いうちはいろんな種類の酸味がバランス良くまとまっているような、しっかりとした味。冷めて来るに従って、トマトのような、オレンジのような酸味がどんどんと引き立てられてロシアンティーのようなトリップをさせてくれます。
コーヒーのような日々の嗜好品は、定期購入が便利
Amazonでも定期購入便があり、日用品から食品までうちも使っています。
また、食材宅配サービスも使っています。
思えば新聞や雑誌、ネット動画の配信サービスも定期便がありますが、決済が行いやすくなったこともあってサブスクリプションは今どんどん増えている印象があります。
どうしても量産し顧客ボリュームを確保しやすいアイテムやサービスが中心となってはしまうのですが、今回のスペシャリティコーヒーのようなタイプの嗜好品においても、市場として根付いていくといいなあと願う今日この頃です。